種類豊富なコンクリートガードレール連続基礎ブロック『自在R連続基礎』
コンクリートガードレール連続基礎ブロック『自在R連続基礎』は、現在8種類の規格があり、様々な条件に対応できるのが特徴です。が、種類が多いことによって、「どれを使えばよい?」「こんな現場に使えるのか?」というお声を多くいただきます。自在R連続基礎の選定方法をご紹介します。
何を基準に選ぶのか?
8種類の自在R連続基礎の違いは、主に断面形状の違いになります。単体の大きさ(幅、高さ)や重量が各規格でことなっており、基本的な考え方としましては、選定の考え方としましては、
設計条件が厳しい(想定される衝突荷重が大きい)=断面形状が大きなもの
必要とする設置延長が短い=断面形状が大きなもの
となります。
①使用用途
②適用したい防護柵の条件
③設置延長
この3つの要件により、最適な規格を選定していきます。
それぞれをさらに詳しくご説明します。
①使用用途
自在R連続基礎は、置き式(仮設)でも埋設でも使用できるコンクリート連続基礎ブロックです。
置き式(仮設)
地中に埋め込むことが出来ない、または一時的な安全対策のため、将来的に撤去するため、本設構造物として設置しない
置き式(仮設)防護柵として使用可能な規格:B型、A型、N型、H型
埋設
地中に埋め込み、車両用防護柵設置のコンクリート連続基礎として使用
埋設防護柵として使用可能な規格:B型、A型、S型、F型、交差点用、RS基礎
まずは使用用途により、使用出来る規格をご確認ください。
②適用したい防護柵の条件
次に、コンクリート連続基礎を適用したい箇所の防護柵の条件をご確認ください。
防護柵の条件とは、道路区分、設計速度により設定される防護柵種別のことを言い、C種~SB種までございます。
それぞれの道路区分、設計速度、防護柵種別に対応する規格は以下の表のとおりです。
③設置延長
自在R連続基礎ブロックは、連続する構造体として衝突荷重に抵抗する工法です。よって、安全を担保するためには衝突に耐えうる自重を連続設置延長によって確保する必要がございます。大きな断面の規格は、自重が大きいため必要な連続設置延長が短くなり、小さな断面のものは必要な連続設置延長が長くなります。
以下は埋設使用時の各規格が安全を発揮するために必要な最低連続設置延長です。
適用事例
例①
Q:ガードパイプB種条件にて、設置延長55mの埋設コンクリート建込を計画している。最適な規格はどれ?
A:B型(幅400mm×高さ450mm)が最適です。
例②
Q:国道への歩道設置工事で昼間片側交互通行、夜間2車線開放での工事を計画しています。その際の仮設防護柵として自在Rの適用が可能でしょうか?
A:国道の場合、一般区間で防護柵種別はB種条件またはC種条件になることが想定されますので、A型(幅630mm×高さ450mm)またはB型(幅400mm×高さ450mm)が最適かと思います。どちらを使用するかは、必要となる設置延長によって判断します。34m以上の設置をご計画なさってるのであればB型が最適です。
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