コンクリート二次製品は特殊加工対応が出来ます!
コンクリート二次製品は、製造工場にて型枠に生コンクリートを流し込み、成形したものを出荷しています。よって、コンクリート二次製品工場では、同一形状のものを大量に生産する事が可能です。型枠によりその形状は決まってくるので、基本的には形状変更などが難しいのですが、製造時の加工により、現場の要望に合わせた製品を製作する事も出来ます。基本形状の特長を活かしつつ、現場の課題に応じて対応出来るのがコンクリート二次製品の強みでもあります。
『標準品では対応が難しそうだが、こんな機能があれば便利なのに。。。』というようなご要望御座いましたら、まずは気軽にご相談ください!
自在R連続基礎にて過去に実施した特殊加工事例をご紹介します。
支柱建込穴を特殊加工して大型H鋼を設置
『紀勢国道事務所熊野維持出張所 自在R連続基礎に高さ制限ゲートを設置』
設置現場は、埋設物により高さ制限ゲートの建込設置が困難であったため、置き式ガードレールで利用されている自在R連続基礎を使用し、置き式設置出来ないか?とのご相談を頂きました。標準品の自在R連続基礎は、支柱建込穴がφ200の円柱系となっておりますが、大型のH鋼を設置する為、特殊加工により建込穴を300mm×300mmの四角柱上に開口しました。従来よりも薄肉となってしまう開口部付近は、鉄筋により補強も行っております。風荷重を考慮し、連続設置することで安全も確保しております。
特殊加工でインサートを埋め込み、ブロックにフェンスを設置
『東京外環自動車道 自在R連続基礎にガードレール+フェンスを設置』
工事区間における作業者様の安全確保、本線上を通行する車両の逸脱防止のため、安全対策として自在R連続基礎を御採用頂きました。設置現場におきましては防塵を目的としてフェンスの設置も必要とされていました。安全施設を一つに集約する為、自在R連続基礎の背面に、特殊加工でインサートを施し、ネットフェンスの支柱をバンドを用いて固定する方法を採用しました。
外観に特殊加工でブロック表面の色を変更
西関東道路 山梨県 北方多度線 岐阜県
『自在R連続基礎に塗装』
ガードレールをはじめとした防護柵には、「景観に配慮した道路付属物等ガイドライン」などにより、安全性と共に景観性も考慮する事が求められています。コンクリート二次製品は通常グレーを基調とした外観ですが、防護柵の景観職に合わせ、色を変更することも可能です。ここでご紹介する事例は、完成した製品に工場で塗装したものを出荷させていただきました。また、視認性を向上させるために反射機能を有した方向矢印のシールを張り付けています。
今回ご紹介した以外にも、様々な特殊加工、特殊対応の実績がございます。こんなこと出来るのかな?こんな機能があればいいのにな?など、まずは気軽にお声がけください。自在R連続基礎以外の製品に関しても、同様に承ります。