ガードレールを土中式で建て込めないとき、どうする?

埋設物・地下構造物・橋梁・仮設道路など、現場で起こりやすいケースと対処方法

 

道路工事などでガードレールを設置する場合、一般的には支柱を地中に建て込む「土中式」が採用されます。

しかし、実際の現場では、

「設計では土中式だったけれど、施工段階になって支柱を建て込めないことが分かった」

というケースがあります。

地中に埋設物があったり、ボックスカルバートなどの地下構造物があったり、橋梁周辺や仮設道路など、通常の土中式施工が難しい条件だったり。

このような場合、どうすればよいのでしょうか。

この記事では、ガードレールの土中式建て込みが難しくなる代表的なケースと、そのような現場で検討できる選択肢について紹介します。

 


 

そもそも、なぜガードレールを土中式で建て込めないのか?

 

土中式でガードレールを設置するには、支柱を所定の深さまで地中に建て込む必要があります。

そのため、

 ・地中に埋設物がある

 ・地下構造物がある

 ・岩盤などで掘削・建て込みが難しい

 ・既設構造物がある

 ・掘削そのものを避けたい

といった条件では、通常の土中式施工が難しくなることがあります。

つまり、

「ガードレールを設置できない」のではなく、「土中式という施工方法がその現場条件に合わない」

というケースがあります。

 


 

ガードレールを土中式で建て込めない代表的なケース

 

CASE 01 電線共同溝などの地下構造物がある

 

電線共同溝や通信管路などがガードレールの設置位置と重なる場合、支柱を地中へ建て込むことができない場合があります。

設計時には問題がないと思っていた場所でも、施工段階で既設構造物の位置が確認されることもあります。

このような現場では

「埋設物を避けて支柱位置を変更する」という方法だけでなく、支柱を地中に直接建て込まない方法も選択肢になります。

電線共同溝のイメージ画像

 


 

CASE 02 ボックスカルバート・暗渠などがある

 

道路の下にボックスカルバートや暗渠などの構造物がある場合、支柱を必要な深さまで建て込めないことがあります。

特に、ガードレールの設置位置と地下構造物の位置が重なっている場合は注意が必要です。

こんなときは

 ・ガードレールの設置位置を変更する

 ・地下構造物との取り合いを検討する

 ・土中式以外の基礎を検討する

などの対応が考えられます。

BOXカルバートのイメージ画像

 


 

CASE 03 橋梁・橋台周辺

 

橋梁や橋台の周辺では、地中にコンクリート構造物が存在する、または土被りがないため、ガードレールを連続して設置したい一方で、そもそも土中式建て込みで支柱を建て込めない場合があります。

このような場所では、現場の構造条件を確認したうえで、土中式以外の設置方法を検討することが重要です。

橋梁イメージ図

 


 

CASE 04 仮橋・仮設道路

 

仮橋や仮設道路では、工事期間中の安全対策としてガードレールが必要になることがあります。

一方で、仮設工事では、

 ・施工期間が限られている

 ・施工後に撤去する必要がある

 ・既設舗装や路盤への影響を抑えたい

 ・掘削・復旧の工程を増やしたくない

といった条件があります。

そのため、「掘って支柱を建て込む」という土中式だけでなく、路面上に基礎を設置する方法も選択肢になります。

仮設橋イメージ図

 

 


 

「土中式ができない=ガードレールを設置できない」ではありません

 

ここまで紹介したように、現場にはさまざまな理由で土中式の施工が難しいケースがあります。

しかし、

土中式ができないことと、ガードレールを設置できないことは同じではありません。

重要なのは、「この現場では、どの施工方法なら防護柵を設置できるのか?」という視点で考えることです。

 


 

土中式が難しいときの選択肢「自在R連続基礎」

 

イビコンの「自在R連続基礎」は、ガードレールの支柱を地中へ直接建て込むことが難しい現場で、選択肢の一つとなるプレキャストコンクリート製の基礎です。

地中の埋設物や地下構造物などによって支柱を埋め込むことが難しい場所や、路面上に基礎を設置する必要がある場所など、通常の土中式とは異なる施工条件に対応する方法として検討できます。

 

例えば、このような現場で

 ・電線共同溝などの埋設物がある

 ・ボックスカルバートなどの地下構造物がある

 ・橋梁・橋台周辺で土中式が難しい

 ・橋梁伸縮装置付近で施工条件に制約がある

 ・仮橋・仮設道路である

 ・陥没復旧などで通常の土中式施工が難しい

 ・既設舗装をできるだけ壊したくない

 ・岩盤・硬質地盤などで支柱の建て込みが難しい

といった場合には、土中式以外の選択肢として自在R連続基礎をご検討ください。

 

   

 


 

「土中式で大丈夫?」施工前に確認したいチェックポイント

 

ガードレールの設置計画がある場合、施工前に次の項目を確認してみてください。

 

□ 支柱を必要な深さまで建て込めるか?

□ 地中に埋設物はないか?

□ ボックスカルバートなどの地下構造物はないか?

□ 橋梁・橋台などの既設構造物と干渉しないか?

□ 岩盤・硬質地盤など、建て込みが難しい地盤ではないか?

□ 仮設道路・仮橋など、掘削を避けたい現場ではないか?

□ 既設舗装を掘削することで、余分な復旧工程が発生しないか?

 

一つでも当てはまる場合は、

「土中式以外の方法も検討できないか?」

という視点を持ってみてください。

 


 

まとめ

 

ガードレールの施工では、設計時には土中式を想定していても、実際の施工現場で地中埋設物や地下構造物、既設構造物などが確認され、計画どおりに支柱を建て込めないことがあります。

そんなときに大切なのは、

「土中式ができないから終わり」ではなく、「別の施工方法はないか」と考えることです。

イビコンでは、土中式での施工が難しい現場における選択肢の一つとして、自在R連続基礎をご提案しています。

「ここは土中式で施工できるのか?」

「埋設物があるけれど、ガードレールを設置したい」

「仮設道路に防護柵を設置したい」

など、現場条件に応じた基礎についてお困りの場合は、お気軽にご相談ください。

土中式以外の選択肢を知っておくことで、現場で「困った」となったときの対応方法が広がります。

 

 

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